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2007年12月14日 (金)

ほんもの

 友人の漆芸家の話です。
 彼は、自分の息子が食事を取るときに、二つのお茶碗を用意しました。自分の塗った漆のお茶碗と、プラスチック製のキャラクターもののお茶碗です。子どもは、両方を交互に使っていましたが、しばらくすると漆の器しか手にしなくなったそうです。
 漆のお茶碗の方が、軽くて、口あたりもよい。たとえ、可愛らしいキャラクターは描かれていなくても、使いやすさが抜群なのです。小さな子どもでも、ほんもののよさは分かるのですね。
 安易にプラスチック製のものを使わせていませんか?
 漆器は痛むし、陶器は割れる。ひょっとしたら、割れないプラスチック製の器の方が安全かもしれない。でも、ものが痛むことを身をもって体験することで、ものを大事にする気持ちを肌で学ぶのでしょう。
 自分の子どもには、ほんものを使わせたいものです。

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コメント

もしかしたら、子供には..親の作品がわかるんでしょうか?(゜゜)なんか このお話し を読みましたら、 将来 私に子供が出来たとしたら是非お値打ち高くても 本物 を使わせたぃ..そんな気持ちになりました。~\(^^ )

投稿: 川崎 ひろみ | 2007年12月15日 (土) 23時12分

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