春夏秋冬
ザ・リッツ・カールトン大阪で、美しい日本の四季をテーマにした舞台に出演しました。様々なアーティーストが日本の春夏秋冬を彩るという趣向です。
まずは春。舞台幅20mを超える大きなステージの中央に設けられた月見窓。幻想的な音楽にあわせて花がいけられていく様子が、月見窓の障子に影絵で浮かび上がります。裏側からライトをあてて、私が花をいけている姿を映し出しているのです。シルエットが消えると同時に、舞台は夏に移ります。祭囃子が響き渡り、花柳糸之社中総勢10名による勢いのよい夏祭りの踊りが繰り広げられます。祭囃子がおさまれば、季節は紅葉の美しい秋。柿やススキといった美しい日本の秋の映像とともに、竹田直郎さんによる尺八の演奏です。雪の舞う冬を彩るのは、中村福助さんによる鷺娘。扇風機を取り付けた大きな脚立2台で雪に見立てた紙ふぶきを降らせる本格的な演出です。そして季節はめぐり、再び春に。月見窓が左右に開き、御所車をモチーフにした牡丹桜の大作が、舞台前方に現れます。最後に私の自分の身体よりも大きな桜を一枝いけあげて、舞台はフィナーレを迎えます。
それぞれのアーティーストが持ち味を生かしつつも、全体がつながって一つの物語が完成するというストーリー性のある素晴らしい演出で、出演者の皆さんもよい舞台だったと声を揃えておられました。
こうやっていろんな方と同じ舞台に立たせていただくのは、私にとって大きな刺激になります。社中にはとても厳しくそしてとても優しい花柳先生。いつも背筋をしゃんと伸ばし礼儀正しい竹田さん。スタッフにも気を使い愛嬌たっぷりな表情を見せて下さる福助さん。魅力的な方々との出会いは、有意義で、そして何よりとても楽しいひとときでした。

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