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2009年1月28日 (水)

興味をお持ちの方は多いのだから

 「いけばなの日は、視聴率いいんですよ」と、ディレクターさん。
 NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」(関西ローカル)で、月1回、いけばなのコーナーを担当しています。ちょうどこのブログを書き始めた頃からですので、もう1年以上が経つのですね。「家にちょっと花でも飾ってみようかな」という初心者の方向きに、自宅にある食器などを利用した気軽ないけばなを提案しています。
 思い返せば、初心者向きのいけばなをメディアで紹介するようになったきっかけは、2005年に1年間担当した、テレビ初のいけばな専門番組「笹岡隆甫の京花暦~華道・未生流笹岡の世界~」(CS京都チャンネル)でした。四季折々の家元行事を紹介したり、初心者の男性に稽古をつけたり。私が好きな京都のスポットや建築物を紹介し、その中の一箇所で花をいけるというコーナーでは、花枝をどのように器に固定するかといった専門的な技術もご覧いただきました。地上派(関西テレビ)でも何度か再放送され、深夜枠にも関わらず5%の視聴率を記録するなど、潜在的にいけばなに興味を持っている方が多いことを知りました。
 このように、視聴率にも表れるほど、いけばなに魅力を感じて下さっている方は多いのですが、華道教室に通うとなると、やはり敷居が高いようです。新しいことをはじめるのは勇気のいること。だから、いけばなの輪を広げるためには、興味をお持ちの方が入りやすいように、こちらからどんどん間口を広げていく必要があります。
 最近、私の周りの若い師範代の中に、ご家族やお友達などを対象に教室を開いて下さる方が少しずつ増えてきました。皆、仕事や家事で忙しい人ばかりですが、自分自身の勉強を兼ね、お弟子さんをとって下さっているのは、とても頼もしいことです。
 ただ、それでも、まだまだ若い先生は少ないのが現状です。私は、家元で勉強された師範代の皆さんに、「たとえ一人でも、月一回の稽古でもよいので、自分の周りの人々にいけばなの魅力を広げていってほしい」と、改めてお願いしています。自分の家族や友達が先生だったら、ちょっと習ってみようかなと思ってくださるかもしれません。いけばなを広げていく一番の力は、やはり「人」。
 せっかく多くの方がいけばなに興味を持ってくださっても、教授者がいなければ次世代へと繋がっていきません。創流90周年の節目の年を迎え、次世代を担う指導者を育てることが急務だと、責任の重さをひしひしと感じています。

 NHK総合(関西地区)「ぐるっと関西おひるまえ」11:30~11:54

 【出演予定日】
     http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=18

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コメント

私が笹岡先生のいけ花を初めて拝見したのも深夜の京都チャンネルでした

でもいざ習おうとしても敷居が高いだろうと躊躇してしまっているのが現状です
会社や学校に月1くらいで出張お教室を開いていただければ嬉しいですね

投稿: 理恵 | 2009年1月28日 (水) 22時24分

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