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2009年1月 7日 (水)

日本料理を支えるもの

 イタリアン、フレンチ、中華…。美味しい料理は数あれど、日本料理には敵いません。私自身、若い頃はもっぱら洋食派でしたが、最近は、何が食べたいかと聞かれると決まって「和食」と答えます。今や、日本料理の素晴らしさは、フレンチのシェフも認めるところです。
 さて、先日、京都吉兆の徳岡邦夫さんからお聞きした話ですが、フレンチのシェフが、日本で味わった刺身を自国で真似て実践したところ、食中毒が頻発したそうです。理由は、素材それ自体にありました。日本では、魚の絞め方や保存、運搬などの技術が優れているので、新鮮な魚が簡単に入手でき、自宅でも刺身で食べられます。ところが、海外では、そうは行きません。新鮮な魚を独自ルートで入手できるごく一部のトップシェフを除いては、海外で刺身を出すことはできないのです。日本が世界に誇る日本料理は、料理人だけでなく、たくさんの人たちに支えられているんですね。
 いけばなでも、日本料理と同じく、素材が大事です。「花が7割、人は3割」と言われるほど。日本では、花卉業界の方々がこちらの要望に応じた花材を手配してくださるので、私たちも思い描いた通りの花をいけることができますが、海外ではそうは行かない。開きすぎた花や葉つきの悪い枝しか入手できず、四苦八苦することもしばしば。いつも素敵な花材を手配してくださるからこそ、日本では美しいいけばなを楽しむことができるのだと、改めて教わりました。

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コメント

あけまして、おめでとうございます。

映像もライティングでほとんど決まります。

今年もよろしくお願いいたします。

投稿: akio,s | 2009年1月 7日 (水) 18時48分

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