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2009年6月

2009年6月28日 (日)

サントリーミュージアム

 大阪、天保山のサントリーミュージアムを久々に訪れました。目的は、サントリーミュージアムの設計者でもある安藤忠雄さんの建築展「対決。水の都 大阪vsベニス」。安藤さんの建築事務所に勤める友人の案内で、ゆっくりと会場をまわります。最近、ヴェネチィアで二つの現代美術館を手がけた安藤さんは、日本の水の都である大阪の復権をめざしています。大阪大学・神戸大学の学生さんの協力で作られた全長20mに及ぶ中之島の模型では、人道橋の建設や地中の再開発、壁面緑化などさまざまな提案が見られます。
 個人の住宅から大規模な美術館に至るまで、世界各国での壮大なプロジェクトの数々が会場を埋め尽くしてます。観る者を楽しませる独特の発想はもちろん、それらのプロジェクトを次々と実現させてきたバイタリティと手腕に、改めて脱帽です。Dscf0007

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2009年6月24日 (水)

青蓮院門跡

 イメージキャラクターを務めさせていただいている小川珈琲さんの雑誌広告の撮影で、青蓮院門跡に伺いました。昨夜は、ちょっと窓を開けようものなら雨が部屋の中に吹き込んでしまうような強い雨風でしたが、明け方には次第に弱まり、昼前には青空が広がって見事な晴天となりました。
 雨にぬれ、一層生き生きとした緑の中での撮影は、とても気分のよいものでした。縁側に座って庭の景色を眺めながら、珈琲の香りにほっと心を和ませる。ふと後ろを振り返れば、ダイナミックに描かれた木村英輝さんの蓮の襖絵。ちょっとした非日常を味わうことができました。
 さて、この青蓮院門跡は、毎年のように「いけばなパフォーマンス」を披露させていただくなど、私にとってご縁の深いお寺で、京都を訪ねられる観光客の方にもよくお勧めしています。
 見所の一つが、秘仏であるの青不動。高野山の赤不動、三井寺の黄不動とともに、日本三不動画の一つです。普段、本堂におまつりしておられるのは複製ですが、今年の9月には、創建以来はじめて本物を青蓮院門跡でご開帳なさるとのこと。錦秋の季節に、再びお参りしたいものです。
 青蓮院門跡までは、我が家から車で数分。自宅の周りには、観光名所があふれており、ちょっと足を伸ばせば、素敵な空間に身を置くことができる。京都は、やはり魅力的な街だなと改めて感じました。

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2009年6月22日 (月)

東京大学福武ホール

 国立西洋美術館の鑑賞後、不忍池から三四郎池のあたりを散策し、安藤忠雄さん設計の東京大学福武ホールまで足を伸ばしました。ここには、表参道のカフェ・ベルトレの姉妹店、UTカフェ・ベルトレルージュが入っています。昼食を取りながら、東大の構内を眺めていると、長い年月を経た太くて大きな木が多いことに気づきます。大きな木がそばにあると、自然に抱かれているような、大きな存在に守られているような安心感があります。歴史のあるキャンパスならではの魅力ですね。
 梅雨の晴れ間に、気持ちのよい時間を過ごすことができました。Dscn2310

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国立西洋美術館

 ル・コルビュジェの小展覧会があると聞きつけて、早起きして、国立西洋美術館に行ってきました。日本で実現したル・コルビュジェの唯一の作品です。20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジェ。彼の唱えた近代建築の五原則「ピロティ」「屋上庭園」「自由な平面」「水平連続窓」「自由な立面」は、明快で、あまりに有名です。 
 まずは、前庭の彫刻が私たちを迎えてくれます。5m以上の高さをロダンの「地獄の門」は必見です。向かい合って建つ前川國男設計の東京文化会館との対比も見所の一つ。
 さて、正面のピロティを抜けて、まず通されるのは、三角錐の屋根を持つ吹き抜けの19世紀ホール。ここが建物の中心にあたります。スロープに導かれて、19世紀ホールをロの字型に取り囲む展示室へ。展示室の天井には、自然光を取り込むためにデザインされた直方体の大きな箱、ライトボックスが吊り下がっています。模型を見ると、屋根の上に三角錐や直方体が突き出た入り組んだ造形に見えますが、実際の建築はすっきりと洗練された印象を与えてくれます。ただ、屋上庭園や正面に設けられた二階への階段など、立入禁止の空間があったのが、少し残念でした。
 ユニテ・ダビタシオンを実寸大で再現して驚かせてくれた2007年の森美術館でのル・コルビュジェ展とは規模も趣旨も違いますが、実際の建築を見ながらコルビュジェの軌跡を辿るのは楽しい試みでした。Dscn2308_4

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2009年6月20日 (土)

放送日変更のお知らせ

先日お知らせした日本テレビ「スッキリ!!」の放送予定日が変更になりました。

   6月22日(月)放送予定
        ↓
   6月29日(月)放送予定

放送時間は、午前8:00~10:25の間の約15分です。

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2009年6月15日 (月)

動く襖絵

 山科の毘沙門堂へお参りしました。JR山科駅から北へ、坂をどんどん登っていくと、毘沙門堂門跡に到着します。山科盆地を見下ろす山腹に位置し、木々に覆われた自然の豊富な山寺です。
 仁王門へと向かう長い階段の両脇は、青紅葉で埋め尽くされ、その青紅葉のトンネルをくぐって本堂へと向かいます。本堂に飾られているご本尊の毘沙門天は、伝教大師のご自作で、比叡山延暦寺根本中堂のご本尊薬師如来の余材で刻まれたと伝えられています。
 このお寺の見所は、動く襖絵。狩野探幽の養子である狩野益信による宸殿の襖です。襖から1mちょっとの距離を保ったまま、襖に平行に右から左へとゆっくり移動してみましょう。むむっ、なんだか襖に描かれた机の形が変形しているみたい。もう一度、襖の右側に戻って、ゆっくり左へと移動します。今度は机の上に置かれた硯を見てみると、どんどん縦長に変形していきます。では、対面に描かれている舟の舳先も見てみましょう。今度は、襖の左から右に移動します。手前を向いていた舳先が、いつのまにか向こうを向いているのです。
 宸殿内に置かれていた、円山応挙筆の鯉の衝立にも同じ手法が使われていました。衝立も前を、左から右に移動すると、左斜め手前を向いていた鯉が、正面を向くように見えるのです。
 何度も襖や衝立の前を往復する私たち。楽しい趣向で、なかなか見ごたえがありました。

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2009年6月12日 (金)

平安神宮のハナショウブ

 平安神宮の神苑に行ってきました。カキツバタの花期は終わっていましたが、今、ハナショウブが見ごろを迎えています。ハナショウブのすぐ隣には、白やピンクの睡蓮や、黄色の河骨の姿も。
 さて、カキツバタとハナショウブは、ともにアヤメの仲間。「いずれアヤメかカキツバタ」といった具合に、物の区別のつけがたいたとえとして使われます。そこで、私たち華道家は、アヤメ科の植物を、こうやって見分けます。
 まずは、自生する場所の違いです。水の中に咲くのがカキツバタ。陸に咲くのがアヤメ。水と陸との境目、水際に咲くのがハナショウブ。
 また、花びらのつけ根を見ても分かります。白いのがカキツバタ、黄色いのがハナショウブ、そして網目状の模様があるのがアヤメ。
 ちなみに、端午の節句で、菖蒲湯に使われるショウブは、アヤメ科ではなくサトイモ科。よく混同しがちですが、こちらは大きな花をつけるわけではありません。でも、せっかくですから花を飾りたい。というわけで、私は、端午の節句に、ショウブの代わりに同じ読みのハナショウブをいけています。
 さて、平安神宮では、明日から二日間、献花展が行われています。境内に入ってすぐ左手にある額殿という建物で、観覧は無料です。ぜひご覧下さい。Photo

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2009年6月11日 (木)

ぜひご覧下さい

①NHK総合(関西) 「ぐるっと関西おひるまえ」 6月16日(火)午前11:30~正午放送予定(約10分)(出演は毎月で次回は7月28日です)
②日本テレビ(全国)「スッキリ!!」 6月22日(月)午前8:00~10:25放送予定(約15分)
③NHK総合(全国) 「課外授業ようこそ先輩」7月5日(日)午前8:25~8:54放送予定(約30分)
http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=18

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2009年6月10日 (水)

こっちの水はあまいぞ

 「捕まえたよ。見る?」
 先週末の午後8時頃。散歩していた私に、子どもたちが声をかけてくれました。
 我が家から御影通りを東に数分歩くと、民家の間を縫って流れる疎水にぶつかります。6月の雨上がりの夜には、ほのかな光を放つホタルが飛びかいます。同じ疎水沿いでも、哲学の道はよく知られていますが、今出川通りをはさんで北側は、知る人ぞ知る隠れた名所です。
 水辺でちらほらと舞うホタルを、しばらく目で追いかけていると、いつのまにか、その点滅がシンクロ(同調)しています。この理由は、生物学や数学でも説明されるそうですが、優しい光が一斉に点いたり消えたりする様子は、なんとも神秘的。
 ホタルは生涯の大部分を水中で過ごし、成虫になってからの寿命は約2週間。短い一生をともに過ごす仲間たちと、大切な時を共有したいと願っているのかもしれません。
 人間も一人で生まれ、一人で死んでいきます。でも、美しいホタルの共演をともに見たこの瞬間だけは、自分の殻から抜け出して、皆同じことを感じています。
 われわれは、一人ひとり、違った人生を歩んでいても、きっとそれぞれの人生が交錯する一瞬がある。ホタルの共演のように、自分のいけた花が、その一瞬を生むきっかけになれば素敵ですね。
 ひととき、私たちを和ませてくれたホタル。子どもたちが「もう放すね」と手を開くと、再び夜空に向かってフワフワと飛び出していきました。Hotaru

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2009年6月 4日 (木)

京都おもてなしの逸品

 中井忍さんが、『京都おもてなしの逸品』と『まるごと京野菜』を出版されました。ますますのご活躍を。

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