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2010年1月

2010年1月31日 (日)

自然と人間をつなぐ架け橋

 昨日・今日の2日間、京都芸術センターでいけばな展が開催されました。若手の家元や次期家元などによる「いけばなネットワーク21京都」が不定期に開催する展覧会で、今回は国内最大級の花木産地である西吉野の皆さんのご協力により、普段は規格外で出荷されない太くてやんちゃな花木をいけさせていただくこととなりました。例えば、20~30年物の太い桃の幹やサンシュユのねじれた根っこといった具合です。
 産地の方のお話は勉強になります。
 今回ご提供いただいたような立派な幹や根を入手するためには、木をまるごと1本切っていただくことになりますが、その場合、ちょうど寿命を迎えるものを選んで切って下さるのだそうです。私自身も、苔のついた梅の古木を分けていただいたのですが、これも苔がついてしばらく経つと弱るのだと教えて下さいました。私たちは、その命の最後の輝きを分けてもらったのですね。
 また、「朝鮮まきが120cmほどに伸びるまでには3~4年かかる」と教わると、普段お稽古に使う花材を見る目も変わります。
 さて、今日は、いけばな展以外にもう一つ、イベントがありました。「DO YOU KYOTO? チョコレート」の発売を記念して、京都タカシマヤ7Fの特設会場で行われた、漫画家の一条ゆかり先生とのトークショーです。一条先生は、普段作品を描く前には、必ずお花屋さんで花を買ってきて、美しい花に囲まれて仕事に取りかかられます。今もご自宅には、ボケとコデマリがいけられているのだそう。一条先生は、四季の移ろいを大切にする豊かな心をお持ちなのですね。
 最近は、自然と人間が隔離されているように感じます。いけばなは、自然と人間をつなぐ架け橋。本来は、人間も自然の一部であることを思い出させてくれます。これからも多くの皆さんにいけばなの素晴らしさを伝えていきたいなと、想いを新たにしました。

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2010年1月25日 (月)

一条ゆかり×笹岡隆甫×祇園辻利

 京都タカシマヤがオリジナルのチョコ「千代香麗都 DO YOU KYOTO?」を発売されました。漫画家・一条ゆかりさんが私を描いて下さったイラスト入りマグカップの中に、祇園辻利さんのお茶を使ったチョコレート。このコラボチョコには、「環境によいことしていますか?」という、京都からのメッセージが込められています。今年のバレンタインデーにぜひ。

http://www.takashimaya.co.jp/active/syouhindetaillistservlet?PROD_CD=30003575&PROD_SEQ=01&IMG_FLG=0&RURL3=www.takashimaya.co.jp&BSKRURL=http%3A%2F%2Ftakashimaya.z-xcv.com%2F%3Fcategory_id%253D00009992%2526limit%253D20%2526sort%253D3%2526view%253D1%2526page%253D2%2526Apache%253Dpppbf470.kyoto-ip.dti.ne.jp.1264385125898623%2526

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2010年1月21日 (木)

2010年新年企画

朝日新聞京都総局さんの新年企画が、インターネット・アサヒコムにアップされました。伝統の若き継承者を取り上げた連載記事、ぜひご覧下さい。

http://mytown.asahi.com/kyoto/newslist.php?d_id=2700028

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2010年1月17日 (日)

永代橋にて

 毎月1回、東京でいけばな教室を開いています。第3金曜日から日曜日までの3日間で、それぞれ違う場所でレッスンをするのですが、今日、土曜日の稽古場は永代橋のすぐ近く。「お稽古に来る途中、永代橋からスカイツリーが見えました」と、師範代の先生が教えてくださいました。早速、帰り道に永代橋に立ち寄り、屋上にクレーンを備えた建築途中の東京スカイツリーを見つけました。完成してしまえば、建築中の姿を二度と見ることはできません。貴重な経験ができるのは今だけ。これから毎月、稽古場に向かう道すがら、徐々に完成に近づくスカイツリーを眺めるのが、新たな楽しみとなりました。

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2010年1月10日 (日)

初いけ式御礼

 本年も500名以上の皆様にお集まりいただき、未生流笹岡の「初いけ式」を盛会のうちに終えることができました。京都府知事夫人をはじめ、石田宗久京都府議会議員、泉健太衆議院議員、繁隆夫京都市会議長、二之湯智参議院議員、二之湯真士京都府議会議員、福山哲郎外務副大臣、女優の星由里子さん、前原誠司国土交通大臣と、ここではご紹介しきれないほど大勢のご来賓ならびに門葉の皆々様、ご参会ありがとうございました。
 毎年、1月の第2日曜日に開催している、この初いけ式。まずは、家元による初いけが披露されます。家元の作品は、例年、干支や歌会始の勅題に因んだものを選びますが、本年は、門葉の代表と同じく若松の生花をおいけになりました。ただ、金銀の水引の飾り方が違います。門葉代表が若松の足もとに括りつけるのに対し、家元は、花器を置く敷板の上に輪にして飾ります。
 お正月の若松、もともとは、この輪飾りが正式です。輪は和に通じ、新年に喜ばれます。また、輪の直径3寸6分5厘には、一年365日健康でいられますようにとの想いがこめられています。
 続いて、各地区代表の師範代10名が初いけを披露。恒例により若松の生花を舞台でいけあげ、金銀の水引を飾ります。若松の足もとに括りつけるこの水引飾りは、相生結びと呼ばれ、もともとは結婚の祝いに用いられたもの。若松の枝に括られた姿が腹帯を意味し、子孫繁栄を願うのです。この相生結びが華やか見栄えがよいため、明治以降、正月にも輪飾りより相生結びが好まれるようになったというわけです。
 さて、初いけ式に続く第二部の新年会では、こちらも恒例となりました、お食事をいただきながらのビンゴゲーム。今年も、人形や草履、着物をはじめ、500点近い景品をご提供いただきました。景品をご提供いただいた皆様、ご協力ありがとうございました。
 また、毎年、年男には、家元より干支のプレゼントを差し上げているのですが、知事夫人のテーブルでは、泉健太衆議院議員、福山哲郎外務副大臣、前原誠司国土交通大臣のお三方が、お揃いで当たり年。同じ干支が3人揃うとめでたいと言いますが、年頭から縁起がよいですね。
 実は、私自身も寅年生まれ。寅のように力強く、前向きに挑戦していく年にしたいものです。すでに、ジョグジャカルタ王室からの招聘(11月末)、いけばなインターナショナル香港支部からの招聘(11/30~12/3)など、海外との文化交流が予定されています。門葉の皆様、ぜひ、ご一緒しましょう。
 今年も皆様にとって、明るく健やかな年となりますように。

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