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2010年3月

2010年3月26日 (金)

BUAISO

 都営地下鉄の駅などで配布しているフリーペーパー「BUAISO」2010年4月号のトップインタビューで、伝統の若き継承者による「DO YOU KYOTO? ネットワーク」が2月に開催した初イベント「DNA KYOTO」を紹介しました。同じくメンバーの鈴鹿可奈子さんもインタビューに登場します。インタビィーの模様は、下記でもご覧いただけます。

http://www.buaiso.net/lifestyle/interests/020009000171_1.php

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2010年3月25日 (木)

菊炭

 行楽客で賑わう妙見山の麓、兵庫・大阪・京都の県境に位置する兵庫県川西市の集落「黒川地区」。市街地から、山側に少し入っただけですが、山間に棚田や段々畑が広がり、小川のせせらぎが聞こえます。まさに里山の風情。この地に、ご家族で炭作りをなさっているお宅があります。
 先月中旬、「菊炭」の産地を訪ねました。炭の断面の模様が、菊の花のように見えるので、この名がつきました。その美しさはもちろん、火の粉が舞いにくいこともあり、主に茶の湯に用いられます。
 炭作りは、重労働です。炭に美しい菊の花の模様ができるのは、クヌギの木だけ。まず、近くの山でクヌギを切り出します。急斜面での伐採は、子どもの頃から山で遊んでいたからこそ可能な、危険な作業です。続いて、炭焼き。一度に釜に入るクヌギは4トン。8時間かけて火をつけ、そのまま3日間燃やし続けます。煙が透明になってきたら、釜を密閉してさらに4日間おくと、800kgの菊炭となります。長さ1mに切りととのえたクヌギが、炭になると80cmほどに縮みます。
 特に興味深かったのは、クヌギの木の伐採方法です。茶の湯で使う炭にふさわしい太さである9年物のクヌギを使うのですが、幹の部分はそのまま残し、枝だけをすべて伐採します。そうすると、幹から再び新芽が出ます。その新芽が鹿などに食べられずに無事成長すれば、9年後にまた切れるのだそうです。今、切っているクヌギは、枝は7年物だけれど、幹の部分は樹齢200年。このクヌギ、もし人間が手を入れなければ、大きく成長しすぎて、雨風や雷、雪の重みなどに耐えきれなくなり、数十年の命だと言います。「人間が手を入れるから、クヌギが若返り、かえって長生きする」という言葉が、印象的でした。
 鳥や虫が受粉の手助けをするように、人間も植物の役に立っているのですね。炭作りをはじめ、昔から続いている仕事は、自然とうまく調和しています。人間も自然の一部であることを再確認させられました。
 さて、私が訪ねた炭作りの様子は、下記の日程で放送されます。ぜひご覧下さい。

  放送予定日 NHK BShi 3月30日(火)21:30~21:55 「こんなステキなにっぽんが」
  ( BShi 、BS2で再放送が予定されています。 )

http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=18

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2010年3月17日 (水)

週刊新潮

 本日発売の「週刊新潮」(2010年3月25日号)p.102~103で、「私の週間食卓日記」を担当しました。食を中心に、ある1週間の起床から就寝までをつづったもの。日記を書くことで、日常の生活を客観的に見直すことができ、私自身にとってもたいへん有意義でした。日記を欠かさず続けるのは難しいですが、1週間ほどなら意外とできるもの。週間食卓日記、ぜひ皆さんも実践してみて下さい。

http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=16

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淀看席

 イメージキャラクターをつとめているJR6社の観光キャンペーン「京の冬の旅」の定期観光バス特別コースで、金戒光明寺の西翁院を拝観させていただきました。
 吉田山から金戒光明寺にかけては、私の散歩コースでもあるのですが、西翁院さんにお参りさせていただくのは今回が初めて。通常非公開ですが、ご住職のお計らいで、特別に見せていただけることになりました。
 見どころは何といっても、お茶室です。高台にあり、かつては淀まで見渡せたといわれ、「淀看席」と呼ばれています。千宗旦の四天王の一人、藤村庸軒好みの草庵の茶室。妙喜庵茶室待庵と同じく、柱を見せない室床で、侘びの風情を感じさせます。極小の空間ですが、天井を張らずに化粧屋根裏としているため、それほど狭さは感じさせません。
 床前二畳と手前座が、壁で仕切られている道安囲(宗貞囲)と呼ばれる粋な趣向。そう、この席は、以前寄せていただいた老松さんの茶室「無心庵」の本歌なのです。
 現存している道安囲の茶室は、表千家祖堂と西行庵だけだそうです。ただ、当時としては珍しいものではなかったというのも興味深い話でした。
 こういったホンモノの空間がすぐ近くにある京都の街。そこに暮らす我々は本当に恵まれているのだなと、再確認しました。

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2010年3月 5日 (金)

藝術の国日本

 久しぶりに書評を執筆しました。
 担当したのは、古典の日推進フォーラム2009でご一緒した芳賀徹先生の近著『藝術の国日本 画文交響』。
 2010年3月7日付の産経新聞を、ぜひご覧下さい。

http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=16

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2010年3月 4日 (木)

「ミセス」 4月号

 「ミセス」の新連載、「明日をひらく才能たち!」の第1回に登場してほしいと編集長からご依頼いただき、玉木正之さんの取材を受けました。玉木さんの本業は、音楽ライター・スポーツライター。直接、お目にかかったのは今回が初めてでしたが、高校の先輩にあたり、手がけられた小説『京都祇園遁走曲』がNHKでテレビドラマ化された際に茂山宗彦くんが主演するなど、さまざまなご縁があります。現在発行中の「ミセス」 2010年4月号、ぜひご覧下さい。
  
 http://www.kadou.net/news/index.php?act=dtl&id=16

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2010年3月 1日 (月)

DNA KYOTO 打ち上げ

 先週金曜日は、伝統文化の若き継承者たちによる「DO YOU KYOTO? ネットワーク」の初イベント「DNA KYOTO」の打ち上げでした。
 19時、先斗町の炙り焼きのお店に集合。木村英輝さんの乾杯で宴のはじまりです。メンバーの漆工芸家、三木啓樂さんが私の作品のために制作して下さった花台の側面板を、なんとオードブル皿に転用。漆黒に色とりどりの料理が映え、その美しさに感嘆の声があがります。アルコールは佐々木酒造さんの日本酒、食後のデザートは聖護院八ツ橋さんの和菓子とメンバーからの差し入れもあり、また、イベントには日程が合わず参加できなかった池坊由紀さんも合流して下さり、大いに盛り上がりました。気取らない同世代の輪はやはり楽しいですね。

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