« 「未生流笹岡 東京支部展」がメディアで紹介されます。 | トップページ | 家庭画報4月号 »

2012年2月28日 (火)

たった1日のいけばな展

 いけばな展の会期は、6日が一般的です。といっても前後期に分かれることが多いので、実質は3日。先日の「未生流笹岡 東京支部展」の会期は、たった1日でした。
 1日では惜しいとおっしゃる方もおられますが、いけばなの世話は意外とたいへん。いけこみが終わったのが前日の深夜で、翌日の早朝に手直しを行っていますから、実際にはたった数時間しか経っていないのですが、その間に、出瓶作品のうち、半分近くは花姿が変わっていました。花というのは、それだけ繊細で手のかかるものなのです。
 記念パーティーで乾杯のご発声をいただいたNHKスタジオパークの小林千洋館長は「いけばな展を絵画の展覧会と同じように考えている人が多いのでは?」と指摘してくださいました。
 同じ1日でも、午前と午後では、花姿は異なります。実際、牡丹などは、蕾があっという間に開いてしまうので、たった1日の会期中に2度もいけかえを行います。小林館長は、「蕾がちの姿が見たければ、朝一番に来てもらう。ちょっぴり綻んだ花が好きなら、お昼時に」といった具合に、その瞬間ならではの花との出会いを楽しみに、時間を合わせてきてもらえるようにならないと、とも。富士登山では、ご来光を拝むために山小屋で一晩を過ごすように、夕陽が評判の温泉旅館には、夕暮れ時を目指してチェックインするように、……。
 我々華道家も、いけばなの見方を、もっと上手に発信していかなくてはなりませんね。

|

« 「未生流笹岡 東京支部展」がメディアで紹介されます。 | トップページ | 家庭画報4月号 »

コメント

笹岡先生お久しぶりです。
といっても沢山の生徒さんを教えられているので憶えてくれてないと思いますが、、、
京都のとある学校で先生に建築を教えてもらっていたK Yです。当時は19歳くらいだったのでもう12年前ですね。若かりし日の私は先生が大好きで(私だけでなく人気物でした(笑)、少しでもお話したくて追いかけていたので迷惑だっただろうな・・・とこの年になり自分のやっていたことが非常に恥ずかしいと自覚しております[笑)今は無事学校を卒業し、東京で正社員として働いています。
商品企画の参考でもないかなっとネットを見ていると先生のホームページにあたり、なんだがとても懐かしくついついメッセージを残してしましました。
また東京で展示される際には見に行きたいなと思っています。
関係ないコメントで申し訳ありませんでした。

投稿: K Y | 2012年2月29日 (水) 13時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「未生流笹岡 東京支部展」がメディアで紹介されます。 | トップページ | 家庭画報4月号 »